どうも!
けあリズム広報部です!
本日もWebのニュース記事でこんなものもを見つけました。
<iPS備蓄事業、予算減額案 山中伸弥氏「非常に厳しい」>
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52219680V11C19A1TJM000/?n_cid=NMAIL007_20191118_A
中身を見ると、どうも政府から山中伸弥先生の再生医療研究の支援が厳しくなってきているようです。
この記事を見て「へぇ~、そうなんだ~」とスルーする人もいれば、
医療職の方は「再生医療が現場で活躍するのが、遅くなるのかな~」
ぐらいに感じているのかもしれません。
しかし、実際にはもっと根の深い問題かもしれないことを考えて行くべきでしょう。
国の国家予算の使われ方
日本の国家予算は現在、どのようなパーセンテージで使われているかご存知の方はいらっしゃるでしょうか?
ざっくりですが、一般会計だけで言えば、
国債費に25%、社会保障に約34%、地方交付税に約16%
その他は10%~5%で分け合っている状態です。
最先端の基礎研究などには日本は国家予算の5%ほどしかつかわれていません。
そんな中、日本がノーベル医学賞を受賞し、世界から一歩リードした再生医療の研究費がなぜ削られることになるのでしょうか。
疑問でなりませんが、やはり高齢化が進む日本において、社会保障の充実は必須なのでしょうし、
私たちの業種としても、そこの費用が削られることは死活問題かもしれませんが。。。
他国との比較
基礎研究の分野のデータでネットに面白い情報が載っていました。
近年各国が官民をあげて取り組んでいる人工知能(AI)研究。
このAI研究に対し日本が2018年度予算案に計上したのは総額770億4000万円。
アメリカの5000億円、中国の4500億円と比較すると大きく離されています。
この分野においては過去最大の予算を投じてはいるものの、
生活や産業構造に多大な影響を与えるとされるAIの開発競争で取り残されることが懸念されます。
https://www.enago.jp/academy/budget-for-research-in-the-world/
<日米豪中を比較!研究開発予算から見える各国の思惑より抜粋>
このように基礎研究の分野で、大きく費用の差が出ている現状は、どうなのでしょうか?
社会保障の分野などの費用が削られてしまうことは、確かに現状として社会保障を必要とする人達にとっては
必要なことであると思います。しかし、基礎研究というのは国家レベルで国を豊かにするために
最先端の技術や技術革新を進めていくもので、いわゆる将来のための投資に近い考え方なのではないでしょうか。
これは私見ですが、日本人は投資感覚が乏しいと誰かが言っていました。
国家予算レベルでもそのような特色がでてしまっているかもしれませんね。
終わりに
難しい問題ですが国家予算の使い道などについては、それぞれの考え方があっていいと思います。
ただ、一番いけないことは「無関心」です。
なので、私以前にも以下のようなブログを書いていました。
→<そうだ!選挙に行こう!>
皆さんも、自分の業種に少しでも関心のあることは興味を持って、調べて知識を付けることで
その問題に対する認識を深められるのではないかと思います。