次世代通信規格5Gの商用化でも注目される「遠隔医療」
2018年4月の診療報酬改定で「オンライン診療料」や「オンライン医学管理料」が新設されるなど、政府は2025年問題の解決に向けた在宅治療強化の一環として遠隔医療を充実させています。
なんて記事を見つけました。
つい最近では6月に大阪でG20が開催され、普段政治やニュースに関心の無い私でさえも、なにかと目に触れることが多かったです。
その中で、特に注目されていた米中首脳会談!
何をそんなに注目しているのか?
自分の仕事にはあまり関係は無いのでは?
と思いながら、何気なくニュースを見ていていましたが、何やら私たちの業種にも少し関係がしてきそうな気がしました。
現在の外交問題と最先端科学の発展
ざっくりと今回の米中首脳会談で注目されていたのは『貿易』ですね。
結果としては米中の通商協議が再開され、米国による新たな追加関税は見送りされたという内容でした。
そもそもなぜ米国と中国で貿易で揉めていたのかというと、
https://www.afpbb.com/subcategory/theme-tradewar?page=2
とにかく、色々と揉めています。
アメリカがまず中国に仕掛けたという記事が多いですが、立場の違いで色々な意見があるかと思いますので、
上記リンクから皆様も記事を見てみてください。
G20の首脳会談まではお互いに規制や対抗措置の応酬になっていましたが、その中で米中貿易戦争の一環としてGoogleがファーウェイの一部ビジネス停止が報じられています。
中国政府は5G戦略として、2025年までに国内の全世帯の80%に、ワイヤレスの5G機器やサービスの利用に不可欠な光ケーブル通信を普及させる計画を実行し、広大な国土の高速データ化を急ピッチで進めていたのにも関わらず、米国からの措置により、その発展スピードは低下するかもしれません。
しかし、現状の科学の発展具合を考えれ、我々の手元にも5Gの技術が届く日はそう遠くはないと思います。
5Gが我々の日常で使用可能となった場合、現在の通信機器やネット環境などは比較にならないほど良くなると言われています。
そして、ここからは私の考察になりますが、その5Gの活用に我々の在宅医療に大きな革命を起こすかもしれません。(実際に、医療や産業の分野では実験的に5Gの活用は進められています。)
在宅医療が受ける影響とは?
我々、訪問看護ステーションでも看護業務などで、実際に訪問する必要なく画像越しの状況確認だけで、対応ができることが増えるかもしれません。
リハビリなどでは、実際に利用者の身体に触れて治療することなどが多いかもしれませんが、ADL確認や指導、動作練習のアドバイスなどは画像越しで可能かもしれません。もしかすると遠隔治療なども可能になるかもしれません!
そうなった時、今まで移動に費やしていた時間の短縮が可能となりますね。
最初の文章にあります、「2018年4月の診療報酬改定で「オンライン診療料」や「オンライン医学管理料」が新設されるなど、政府は2025年問題の解決に向けた在宅治療強化の一環として遠隔医療を充実させています。」
は、これからの在宅医療の在り方を今から考えて行かなければならないことだと思います。
2025年は日本では団塊の世代が一気に高齢者となり、日本人口の中で高齢者の割合が一気に増えると言われています。
そうなった場合、限られたマンパワーで地域の高齢者や障害者に適切な医療やケアを届けられるように考える必要があると思います。
そうなってから、5Gの活用などを検討していくのは遅すぎるかもしれません。時代の流れを読み取って先々に準備する必要がありそうです!