皆様、お疲れ様です。
新型コロナウィルスの影響で、色々と普段の生活とは環境が変わって身体的にも精神的にも
ストレスを溜めてしまっていらっしゃる方も多いかもしれません。
もしも、読書が苦にならない方であれば、せっかく家にいる時間が長いので、
今まで時間が無くて読めなかった本などを読む時間にあててみるなど
良いかもしれませんね!
おススメ書籍:「もしドラ」
マネジメント(management)とは、直訳すれば「管理」や「経営」といった言葉が浮かんでくるかと思います。
今では組織運営に必要な管理業務的なものとして広く使われているように感じます。
日本では、「もしドラ:もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの”マネジメント”を読んだら」という
本のタイトルで一躍有名になった記憶があります。
皆さん読まれましたか?
こちらは映画化もしているので、知っている方も多いかと思います。
私もこの本をきっかけにドラッガーの書籍を何冊か読んだことを覚えています。
この本では、分かりにくいとされていたマネジメント業務について、
高校野球のマネージャーが高校野球をマネジメントすることで、
馴染みの無い方にもその具体的内容やその成果などを理解しやすくしている書籍でした。
簡単に言えば(うまく言えてないかもしれませんが…)
どんな組織においても、その集団が目標に向かったしっかりと成果や結果を出していくために
問題をクリアにしスタッフや時間、環境などを管理していくことで、
それを責任もって行う人間をマネージャーと言います。
逆にわかりづらくなってしまっていたら、すいません。
(「もしドラ」が売れるわけですね)
ただ、難しくマネジメントを学ぶということではなく、
皆さんが普段の仕事で抱えている悩みや不安は、なぜ起きているのか?
という原因や問題点を明確にする方法や、その解決策についてなど、
直接的にマネジメント業務が必要では無い方も、参考になる内容が多いストーリーとなっていると思います。
訪問看護とマネジメント
ここまで、説明させて頂きましたが、
私の本業である訪問看護でのリハビリとマネジメントについて考えてみたいと思います。
例えば、一社員として、与えられた業務を忠実にこなしていれば、
マネジメント業務はほぼ必要なく、管理職の人間がマネジメントしていけば良いと思います。
私が経験した病院勤務のリハビリ業務は、
①ドクターから処方箋が出たら
②上司が担当者の割振りを行い、
③上司から指示を受けて、リハビリに向かう
という流れでした。
勿論、時間の調整などは多職種と被らないようにしたり、
患者の体調が整いやすい状況で行うということなどは必要となりますが、
この時点ではほぼマネジメントは必要ありませんでした。
訪問で必要なマネジメント
訪問看護(リハビリ)という介護または医療サービスを利用するために、
様々な職種が協力することになっています。
ドクター、ケアマネージャー、他事業所(訪問看護や訪問介護、デイサービス等)、
その中で、自分が行う訪問看護のサービスがまずは、正しく利用して頂くように、
多職種と連携・連絡を行い、自分で動いて行動していかなければなりません。
「そんな業務は管理職に任せれば良いではないか!?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
訪問看護のサービスでは基本的に、訪問スタッフが1人で、ご自宅などの相手がいる場所に伺うため、
様々な内容をしっかりと自分自身で把握しながら業務を進めなければなりません。
・他のサービスとの兼ね合いや、本人様の体調を考えて、何時頃から訪問すれば良いのか
・他のサービスがどのような目標の下で、利用者に介入しており、自分が介入することで、
どのようなことを期待されているのか
・目標を達成するために、週に何回、何分必要なのか
・介護保険、医療保険などの制度の兼ね合いは大丈夫か
・例えば、自分が家族や本人と、多職種の間に入って話を進めなければなないことは何か
などなど。挙げればキリがないと思います。
終わりに
私自身がリハビリ職なので、例え話がリハビリのことになってしまいましたが、
医療の業務の中には、必ず「問題点・目標・治療プログラムの立案・考察」などの項目があるかと思います。
なので、少なからずマネジメントの側面を必要とする場面があると考えます。
もしも、業務で悩んだ場合は、一度「もしドラ」を読んでみて下さい!