訪問リハビリでも重要な歩行動作
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訪問してリハビリをする理由の一つとして、
「病院や施設まで移動ができないから」
という理由が挙げられることがあります。
そのため、目標の一つに「歩行の獲得」が挙がることも多いです。
そんな歩行動作ですが、普段から人はどのように歩いているのか?
考えてみるととても、複雑であることがわかります。
そんな歩行動作について、少し私見を交えつつお伝えできればと思います。
直立二足歩行の人間
今の地球には、人間以外にも様々な生物が存在していますが、
『直立』二足歩行をしているのは人間だけです。
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二足歩行をしている生物は他にもたくさんいますが、
股関節がしっかりと伸展し、骨盤の下に膝がきて下半身で
上半身の体重を支えているのは人間だけだと言われています。
なぜ、人間だけそのような進化を遂げたのか?
様々、説が唱えられていますが、現在有力な説としては『運搬説』です。
物を運ぶためには、安定した体幹と安定して使える手が必要で、
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そのために直立二足歩行をすることが都合が良いというように進化していったのではないかという説です。
そして、その後の進化で人間はさらに「立ち続ける」「歩く」という動作をより洗練していき
現在の人間の動作を形作っていきました。
足の裏のヒミツ
実は、人間のように「歩き続け、立ち続けられる」生物は存在しないと言われています。
それはなぜか??
人間の足と足の裏に秘密があると言われています。
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足の裏には足底腱膜という踵の骨から足の指の骨に向かって走っている強力な腱組織が存在します。
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この腱組織はその上にある骨で固定されていますが、足底が床に設置して踏ん張った時は伸ばされ、
床から離れたら縮まるという性質があります。
ちょうど上の画像のように三角形の関係を作り、底辺である足底腱膜が伸び縮みする形となっています。
これはトラス機構と呼ばれており、この機構により人の足には土踏まずが存在していると言われています。
このトラス機構により、足に掛かる衝撃や負担を『足の構造』によって軽減することが可能となりました。
この機構だけではありません。人体にはこのような構造上の様々仕組みによって、
普段の私たちの当たり前の動作が構築されています。
終わりに
今回は、足部のトラス機構のみお伝えしましたが、それに付随するウィンドラス機構や前足部の剛性についてなどなど、
またアキレス腱から下腿三頭筋の繋がりまで、語りだせばキリがありませんが、
1つのブログの量には限界があると思いますので、別の機会にお伝えできればと思います。