超高齢化社会が進む日本において、
今は予防医学という分野に注目が集まっております。
2025年地域包括ケアシステムでも、
予防という文言が必ず記載されております。
https://www.afu-rhythm.com/blog/976/
予防医学の考え方は色々なものがありますが、
リハビリ職種の立場から考えると、予防で一番に必要と考えられるのが、
筋力です。
筋肉の状態によっては、関節拘縮を引き起こしてしまう可能性や、
骨粗鬆症の予防や改善にも軽度な筋力トレーニングが推奨されていることから、
筋肉が減り、筋力が衰えてしまうことは、身体にとって様々な弊害となりえます。
しかし、週1回や2回、訪問した際に筋トレを行うだけで、
しっかりと筋力が身についていってくれるのか?
という疑問が出るかもしれません。勿論、一度や二度練習をしてすぐに獲得できるものではなく、
じっくりと計画を立てて、本人様やご家族様指導を行い、必要であれば環境設定もすることで、
目標達成できると考えます。
「筋トレは効果がない」と言ってしまうのは簡単ですが、
しっかりと効果を出すプログラム作成と地道に進めていく根気が必要です。
文献などを確認すると、3週間ぐらいで筋力アップが認められたり、
20日間のトレーニングで筋肥大が認められたなど言われていますが、
健常な症例での研究であったり、筋トレの実施方法の統一が無い為、
「20日間頑張れば絶対に筋力が付く」とも言い切れません。
ただ、下記のような記事も見受けられましたので、
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191006-00000019-nkgendai-hlth
どのような状況でも諦めずに取り組むことが必要なのではないでしょうか?
私の経験側的には、やはり本人や家族の「モチベーション」が大きく関与しており、
やる気のある方、持続する方では自主トレも含めて週3回の筋トレを1ヶ月半~2ヶ月ぐらいで
動作時の安定性や力強さなどを感じるようになってきます。
あまり、具体的な話や、筋力の専門的な話は他の資料にお任せしておりますので
これぐらいにしておきたいと思います。