ご覧いただき、ありがとうございます!
けあリズム広報部です!
現在、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士(以下、セラピスト)の職場は
病院やクリニック、施設にデイサービス・民間企業などなどと多岐にわたるかと思います。
その中で、訪問看護ステーションで働くセラピストの「とある1日」を疑似的に体験していただき、
在宅医療や訪問看護に興味があるセラピストの方が実際に働くと
どのようなタイムスケジュールで動くのかイメージしてもらう
ツールにしてもらえればと思います。
疑似体験セラピスト
職種:OT
年齢:33歳(経験年数11年目)
性別:男性
在宅医療歴:3年2か月
訪問作業療法士のとある1日
8:30~ 出勤
私は職場まで5分の場所に住んでいますので、
基本的には家をでるのは8時25分頃になります。
出勤から朝礼までは、スタッフそれぞれの時間の過ごし方をしています。
「今日の予定を確認する」
「物品の手入れをする」
「書類を作成する」
「他のスタッフと談笑する」 などなど。
それぞれの過ごし方をしています。
8:45~ 朝礼
朝礼ではその日の訪問の予定や自分の担当の利用者様の情報などについて、報告を行います。
その後は、皆でラジオ体操!
9:15~ 1件目の訪問先に出発
さあ、出発です!
移動手段は主には原付バイク、若しくは電動自転車、車などになります。
9:30~ 1件目の訪問先に到着、リハビリ開始
まずは、バイタルチェック。
その後は、フィジカルアセスメントを行ったのち、施術などを開始します。
個人的な考えではありますが、訪問セラピストとして、
必ず必要なものはバイタルチェックとフィジカルアセスメントを
正確に行う知識と技術ではないでしょうか。
訪問では、ドクターや看護師は直ぐ近くにはいてくれません。
ご利用者様に何か異変があった場合に、自分で判断し、
「リハビリを中断するのか? 続けるのか?」
「ドクターに連絡するのか? 救急車を呼ばなければならないのか?」
などなどの行動をしていかなければなりません。
中には服薬の状況などを確認しなければならない方などもいらっしゃいます。
自分はリハビリだけをする人間ということは考えず、医療職としてご利用者様の状態把握に努める必要があります!
勿論、身体の調子を保つためにしっかりとした運動指導なども行っていきます。
(※訪問の具体的な内容については、他のブログでしっかりとお伝えしたいと思います。)
12:10~ お昼休憩
お昼休憩は訪問した先でおこなうスタッフや、
事務所に戻って戻って休憩をするスタッフなどもいます。
13:00~ お昼の訪問開始
脚の筋力が落ちないようにしっかりと歩行練習などをおこないます!
16:50~ 訪問リハビリ終了、事務所へ帰社
事務所に戻ってからは、今日の記録をタブレットに打ち込んだり、
リハビリの実績を入力したりしています。
当事業所は電子カルテで、タブレットに記入するため、
訪問の途中でも情報の入力が可能であったりします。
利用者様のお宅でタブレット操作をしていると利用者様やそのご家族様に
「それが電子カルテ?時代は変わったね~」とお話されます。
また、毎月の資料作成として主治医やケアマネージャーへ提出する
「報告書」や「計画書」などの作成も随時進めていきます。
17:10~ 終礼
終礼では、本日中に起きた予定の変更や利用者様の情報で共有しておいた方が良いことなどを、
報告し合う場となっています。
17:25~ 看護とリハビリ複数担当者情報交換
一人の利用者様に当事業所から、訪問看護もリハビリも介入している
ご利用者様の状態や新たな情報などについて、
報告し合う時間を設けております。
ここでしっかりと情報を共有することで事業所として
一貫性のある在宅医療のサービスが提供できると思います。
17:30~ 業務終了、退社
さあ、業務終了後は速やかに退社しましょう!
心豊かに仕事に取り組むためにはプライベートも充実させなければいけません。
また、明日の仕事も頑張るために英気を養いましょう!
私はお酒は飲めないので、英気をかわいい娘と息子からもらっています。
おわりに
いかがでしょうか?
大体、普段の様子をお伝え出来たのではないかと思いますが、
勿論、時期によっては忙しい日と時間に余裕がある日などがあります。
また、訪問の最大の敵は「天候」ですね。
ここ最近では暑さ対策がとても重要となっていましたし、
涼しい部屋でのリハビリと暑い外移動を繰り返すので、
体調の管理がとても難しく感じました。
また、これから訪問看護ステーション勤務のセラピスト必見の
「暑さ対策」や「寒さ対策」に「雨対策」などもお伝えしていければと思います!