けあリズム広報部です!
寒いです!
冬服が間に合っておりません。皆さんは大丈夫でしょうか??
気が付けば10月も中旬であと2カ月ちょいで今年が終わってしまいます。
今回は、私自身が作業療法士として、働く中でどうして知識や技術を勉強しなければならないのかを
少し理屈っぽく考えてみました!
リハビリセラピストは職業のカテゴリーでいうと専門職に入ると思いますので、
常に向上していかなければならないとは思いますが、
モチベーションを保ち続けるためにも理由付けは必要かと思います。
専門職は勉強するのが当たり前?
私が学生時代に実習先で指導して下さった先輩セラピストの方に言われたことを
今でも覚えています。
「専門職は一生勉強し続けなきゃダメだよ、特に医療の世界は今日の常識は明日の非常識だから。」
と。その時は意味がわかりませんでしたが、
確かに医療の分野では他の分野に比べて、次々と新しい技術や新しい考え方、定説などが出てきているように感じます。
ただ、だからと言って全て最新の知識と技術にアップデートしていかなくても、
古典的で使い古された知識や技術の中に今でも生かせるものも数多く存在していると思います。
例えば、漢方は少し形態は変わっているかもしれませんが、
今も昔も一定の評価を受けて存在しています。
利用者や対象者により多くの選択肢を
私の私見ではありますが、セラピストは常に色々な選択肢を与えられる存在に
ならなければならないと思います。
例えば、「肘の関節が伸びない」という対象者が存在した場合、
①関節可動域練習をする。
という選択肢が一つ、存在するかもしれません。
しかし、他にも②補助具を使用して伸びない肘の代わりをしてもらう。
という選択肢も存在するかもしれません。
ただ、②を選択してもらう場合に、「肘が伸びない」に対する評価や病態理解など、
しっかりと行い、もう肘を伸ばすことはできないのか、まだ少し伸びる可能性があるのかを
説明できるようにならなければなりません。
その上で補助具や自助具の知識が必要となります。
しかし、知識・技術が無いと、「肘が伸びないから伸ばす」という1つの選択肢のリハビリを
提供することしかできず、そのアプローチ自体が難しいかどうかの判断もできなくなってしまいます。
終わりに
少し極端な例え話だったかもしれないので、それは違うだろ!
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、私自身はこの「色々な選択肢を提供できる」という
考えが良いなと思っていて、身体機能的なリハビリでもなぜ筋トレをするのか、を考えた時に
筋力がもう少し上がれば、色々なことができるようになる、
つまりは選択肢を増やしていけるのではないかと考えます。